好転反応への対処法

今日は、東日本を中心に、冷え冷えとした1日となっています。ところによっては、雪。春のドカ雪とはよくいったもので、八ヶ岳の麓に住む友人は、「雪かきに追われて大変!」とメールを送ってきました。東京の私のオフィスでも、昨日今日と、薪ストーブを焚いています。

さて、この春の「三寒四温」ですが、どういうわけか、とても寒く感じるのです。お正月の頃の気温1度、2度よりも、昨日今日の8度、9度の方が寒く感じます。

なぜでしょうか。

これは、コーチングの知識で説明がつきます。「脳のホメオタシス機能」のおかげです。

ホメオタシス機能とは、脳が引き起こす恒常性維持機能を指します。

たとえば、20度くらいがちょうどいいと脳が判断すると、22度では暑く感じて汗をかき、18度くらいで寒く感じて体が硬くなり、ストーブがほしくなったりするわけです。

これが、もし、連日30度が続いているなら、夜25度くらいになったら寒くて寒くて仕方なくなり、ひどいときには夏風邪をひいたりします。

連日マイナスが続いたのち、ぽこっと10度なんて日があると、こんどは変な汗をかいて、汗冷えで風邪をひいたりします。

つまり、寒い暑いは「絶対温度」はなく、「これがふつう」という「慣れた」ところを基準に体調が変化するのです。これが、恒常性維持機能の正体です。春先の「三寒四温」であれば、四温に体が合わせに行きますから、三寒がきつく感じるのです。

これは、何も気温にだけ作用するのではありません。ありとあらゆるものごと、一段低い抽象度で起こります

たとえば、それまで酒タバコに暴飲暴食をしていたのをピタッとやめて健康にいい食生活に変えたとします。じゃあ、次の日から体の調子が絶好調になるかといえば、そうとは限らないのです。一般に言われる「好転反応」がおこり、下痢が止まらなかったり、タバコをやめたのに咳がでたりします。

たとえば、ゴールが変われば、現状ががたがたと変わり始めます。その、がたがたと変わり始める様子は、決して「いいこと」ばかりではありません。それまで仲のよかった人と不仲になったり、思わぬ形でものが壊れたり。(この「いいこと」は以前の生活のいいことであり、あとで考えてみたらどうでもよいことだった、ということが多いのですが。)

つまり、たとえそれがどんな方向に舵を切ったとしても、変化は期待していなかった、思わぬところにまで及ぶのです。

大切なのは、「何かを変えると、予期せぬことがおこるのだ」とわかっていることです。

冬から春に季節が変化する春先の三寒四温で、たとえ三寒の「寒の戻り」に当たろうとも、必ずそのあと四温がやってくるのです。
あわてず、自分の感覚にあわせた生活をしていればいいだけです。

ただし、自然現象と、自分の人生の変化で違う点があります。春先の三寒四温は宇宙がほっといても春に向かって変化を起こし続けてくれるのですが、自分の行動やゴール設定は自分が引き起こすという点です。自分の人生におけるゴール設定にたいして変化をやめてしまったら全ては元の黙阿弥になってしまうのです。

ゴールに向かって自分の行動を変化させたら、必ず思わぬ変化、場合によっては事件が起こるのです。ただ、必ず、変化させた方向に安定してくるものなのです。「そういうものなのだ」と悟って、自分のゴール、自分の行動の変化は自信をもって継続するのが肝要です。

「ゴールを変えたら、どんな変化・事件が起こるのか楽しみになる」くらいになったら、コーチングマスターです。