生活費とファイナンス

前回にひきつづき、ファイナンスのお話です。

生活にお金が必要だ、と心配している方に質問しました。
「では、生活には、一体いくらかかるのでしょうか。」

生活費の定義から入りたいと思います。

生活費とは、その名のとおり、「生きるために必要な費用」です。
人生時間を作るための費用です。

ということは、健康のゴールと深く関わります。
まず、健康のゴールを立てることなしに、生活費を計算することは、不可能です。

さて、生きていくためには、最低限「衣食住」が不可欠です。

それでは、健康に生きていくのに必要な衣食住は?
ご自分の健康のゴールに即して、衣食住の「モノ」を特定する必要があります。

必要不可欠な要素を知るためには、禅宗のお寺の修行僧の人々がとても参考になります。

必要な衣は、木綿の衣が2組あれば、足ります。衣服の洗濯は、水とバケツがあればできます。
食事は、精進料理で、米・味・噌・醤油・豆腐・根菜類・野菜が中心です。そして調理のための、水とガスがあればいいわけです。薪があれば足りるという修行僧の方もいらっしゃります。
住には、心地よくねれる空間と、布団があれば、足ります。家は、居候でもいいですし、風呂なしトイレ共同でよければ、月3万円くらいからあります。
室町時代に生まれた4畳半は、人が安心してすごすことができる空間として確立しています。
掃除用具として、バケツ、布、ほうき、ちりとりがあれば、たいていの掃除ができます。

そう考えますと、月3万円くらいで生活できるはずです。東京都内でも、5万円くらいで生活できます。
もし、この生活を体験したい、という方がいらっしゃったら、ぜひ、禅寺に行けば、座禅修行として体験させていただけます。
座禅をしなくても、精進料理だけ食べれるお寺もあります。
ちなみに、鎌倉時代の僧侶は、みな、長命でした。

浄土宗の開祖法然は、79歳
浄土真宗の開祖親鸞は、89歳
時宗の開祖一遍は、50歳
法華宗の開祖日蓮は、60歳
臨済宗の開祖栄西は、74歳
曹洞宗の開祖道元は、53歳

です。

鎌倉時代の平均寿命は、幼少期の死亡率が高かったため、一概に現在と比較はできませんが、
35歳前後といわれています。
また、平安時代の貴族の長寿のお祝い「五八の賀」が40歳、
栄養状態が当時の庶民より良い鎌倉幕府の執権の平均が47歳ですから、
いずれにしても、まともに修行をした僧の寿命は、平均寿命の倍近く生きているわけです。

話は戻りますが、僧侶の生活は、「生きる」「健康」という視点で何が必要か、という本質を見るのに、とても参考になります。
必要なものは、それほどないのです。
ですから、それ以外は、「趣味・仕事・地域貢献・社会貢献・国際貢献・学習」といった他のゴールに使っていると考えるのです。

たとえば、木綿の衣下着2着以外の洋服は、趣味の費用と考えます。
米野菜以外の食材や外食はすべて趣味の費用。
携帯電話は、仕事の費用。
本を買ったりするのは、学習。
月10万円の家賃の家を借りるのであれば、それは家という趣味の費用。

生活費がかかる、と思っていても、実はそれは、他人の視点、場合によっては、テレビコマーシャルに出る企業が宣伝する生活水準が基準となっていて、
本当の意味での生活費以外の、余計なものが、知らず知らずのうちに脳裏に染み付いているだけだったりします。

本当の意味での生活費は、たいした金額にはならないのです。
それを実感したかったら、
1ヶ月間、物々交換をしながら、生活にお金を使わずに生活してみるか、
お寺に参禅してみればわかります。

そうすると、実は、健康のゴールはもちろん、仕事のゴール、趣味のゴール、学習のゴール、社会貢献のゴールが重要だとわかります。
そして、ファイナンスのゴールも、もちろん重要です。
繰り返しになりますが、ファイナンスのポイントは、「お金の使い道」です。

では、どのようにお金は使えばいいのでしょうか。
それは、消えてなくなる消費は、本当に意味での生活費、自分という生き物のエネルギーに必要なものへの対価に使うだけにし、残りは、他のゴールの資産に使うのです。
ですから、消費財の選定は、ファイナンスにおいて、とても重要です。
これが、個人のゴール達成のための、ファイナンスの基本中の基本です。

次回ゴールセッティングプラクティスでは、ファイナンスのゴール設定をとりあげます。

2017年1月29日(日)13時00分〜15時20分 東京都内
 「ゴールセッティングプラクティス 第3回」 6,000円

お申し込み詳細お問い合わせは、
hayashi.kjin@gmail.com
まで

足元を診る 敬人養生法
   

何度か動画でとりあげていますが、

足の話です。

足を見ると、その人の健康状態が、だいたい見て取れます。

足に気を配ると、

なぜか、健康が改善されます。

ぜひ、足元を診る習慣をつけましょう。

健康イメージと養生(2)
   

健康と養生についてのお話、つづきです。
北海道夕張市を話題にしながら、健康イメージと養生についてをお話します。