週刊コーチングとは<21>現状の外側とコーチ

 

私たちは日々環境からのフィードバックをうけながら生活しています。
環境から影響を受ける一方、環境に対しても影響を与えています。
その結果として、現状を維持しつづけています。

ただし、人間は他の動物と違い、自らの環境に対するはたらきかけにより、種の保存ができない環境を作ってしまったり選んでしまう力を持っている。

環境破壊、過労働、戦争・・・

人間の、環境に対するはたらきかけは、他の動植物にはない特徴をもっています。

一つは、現代にいきる人間において、最も影響が大きい環境要素は、人間であるということです。
もうひとつあげるとすれば、人間はある目的にハマると、際限なくそれを追求しだす、という特徴です。

この特徴を、自分の望む方向に利用する際に、重要なのが「現状の外側にゴールを設定する」という作業です。

問題は、現状とは異なる環境や、人間関係や、自分の役割をどうやってみつけて、どうやって実現していくかです。

答えは、やはり人間特有な、人間のみもつものにあります。
それは、発達した「脳」です。

脳のしくみ、脳の特徴を利用し、現状の外側が見えるようにし、それを実現できる方法を見えるようにしていけばいいのです。そして、やりたくてやりたくて仕方がない、という脳の「ハマってしまう」特徴を利用すればいいのです。

実は、人間は、おぎゃーと生まれてからこの方、他人に育てられ、他人と共同生活をし、今日に至っています。社会を形成する上で、常に「他人の目」「他人の影響」の中で生きてきました。そんな中で現状の外側にゴールを持つために、それを実現するためには、心理的に不可欠な「何か」があります。

事業を起こす際に、銀行や投資家から融資を受けるのは「お金のため」という理由もありますが、「あなたの事業と事業計画には価値がありますよ」という他人からの「何か」、いいかえれば心理的支援があります。ですので、自己資金でやるよりもやる気が出る、どんどん借りて事業を多角化してきた、という人は多いでしょう。

一家から誰も海外留学した人がいない中で、「あなたなら成功するから行きなさい」と、おじさん、おばさんに背中を押されたという人もいます。

それまでとは違った環境に飛び込む、あるいは環境を変える際には、他からの「何か」が最後のひと押しになることは多々あるのです。

その何かを与える人は、あなたと直接利害関係がない人ほどいい。利他的な人ほどいい。あなたより、人間のこと、つまり脳のしくみがわかっている人がいい。コンテンツについてとやかくうるさく言わない人の方がいい。

現状の外側にゴールを見いだし実現する行動を起こすには、そうした要素をもつ人の「何か」が必要です。

そして、その存在こそがコーチです。

実は、ゴールが現状の外側であればあるほど、ゴールとコーチの存在は同じコインの裏表なのです。

その何かとは。つづきは「輝ける日々に変わるメルマガ 第140回」で。

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週刊コーチングとは<15>悩みは時間の無駄

こんにちは!コーチ敬人です。

先週末は、次世代教育プログラムPX2のため、九州の高校に行ってきました。

土日開催の当日、飛行機出発便は早朝6時20分。そんな早い便に乗ったことのない私は過去、飛行機遅刻経験者。しかも東京は雪の予報もあったため、4時起きで空港まで車を走らせました。

がらがらの高速道路を走り、5時もだいぶ前には羽田空港に到着、あとは搭乗チェックインするだけ。
「万全だぜ!ゆったりとコーヒーで軽い朝食でもとろうか」
とおもったものの、着いた空港はシーンとしていてどの店も当然クローズド。昼間の空港を予想していた自分がまちがっていた!のですが、なぜか24時間やっているはずのコンビニもドアが締まり、店前には数人まちぼうけ。想定外とはいえ、私も「4年ぶりの空港なのでしかたなし」とあきらめ、ロビーで本をよみながら待って・・・

そうしていよいよチェックインと思いきや、なんと行き先の空港が雪のため欠航!

東京が雪で・・・は想定していたのですが、まさか九州の空港が雪で飛べなくなるとは完全に想定外でした。しかし、そこはPX2プログラムのファシリテーターとして行く身です。しかも、私一人ではなく、同伴者もコーチ。すぐさま頭を切り替えて、別空港のからのアクセスをしらべ、別便切り替え手続きをし、1時間後の便で離陸。空港到着10分後の高速バスに乗り継ぎ、無事3分遅れで到着することができました。

20年前だったらこんな神業は多分無理。スマホのありがたさを実感しました。

ただ、そんな文明の利器を利用できたのも、マインドのおかげ。起きてしまったことをとやかくいうのではなく、さっさと「これからどうするか」に頭を切り替える未来思考即決マインドが大切です(実際切り替えた便に乗ってみると満席。即決しなければ取りそびれたでしょう・・・)。

そして、もう一つ重要なのが、リッチマインドであること。ソラシドエアーという会社の割安切符をとってしまい、その会社が別空港便を持っていなかったため、便替えができず、あらたにANAで正規料金を支払い取り直すことになり、結果、予定していた割安料金の倍の金額を支払うことになったわけなのですが、これも即決。感情的には一瞬「損した」感がよぎりましたが、「ちょっとまて」。論理的に考えれば正規料金が正規料金なのですから、損はしていないわけです。おかげさまで、気持ちよくフライトでき、その後の判断に支障をきたさずすみました。

想定外のアクシデントがおきたときに、一番大切なのは、ゴールを見失わないこと。そして、感情の負の連鎖を引き起こさず、論理的な思考をすることです。

結果、2日間の高校生向けPX2は、充実したプログラムとなりました。

ところで、想定外なときにゴールを見失わずにいるために大切なこと。
それは、常にwant toでありつづけることです。
そして、want toの焦点の当て方です。

スケジュールどおりに行動したい、お金は一円でも倹約したい、そうしたとっさに生まれるwant toは「損したくない、余計なエネルギーは使いたくない」という情動が発動しやすい。しかし、より望ましい結果を手にしたければ、そうした情動本能にたいしてwant toをはたらかせるのではなく、「ゴール」にたいして働かせる必要があります。

言い方をかえれば、ゴールに対して常に、(常にです)、論理的思考力、前頭前野の機能をフル活用することです。
情動的に、イレギュラーなことに対して文句をつけたり「ああすればよかった」と過去を悔やんでも仕方ありません。
情動優位にしてはならないのです。

そんなときに発動させる意識は、セルフイメージとセルフトークです。
つまり、「自分らしいふるまいとは何か」「これからどうするか」です。
この2つの魔法の言葉が、前頭前野をフル活用させます。

さらに・・・前頭前夜をフル活用させるときに大事なこと。

それは・・・「私」はその思考に入れないことです。
もう少し詳しくいえば、「私の利益は考えない」のです。

そうなのです、私を入れた瞬間、合理的思考はストップします。

「最短最速でゴールに着くにはどうすればいいか」思考する際、自分を意識すると作業が遅くなります。
損したくない自分、やりたくない自分が出現し、前向きな新しい方法を編み出す考えとの間に綱引きをはじめるのです。

これは、あらゆるビジネス、仕事の場面でいえることです。

そして、よりベストなプランが並んだ時、その思考を実際に実行するか否かを選択するとき、はじめて「その決定は自分らしいか」で判断するのです。
あとは、実行あるのみです。

東京上野の国立西洋美術館のエントランスには、有名な彫刻家ロダンの作品「考える人」がいます(というか、あります)。
だれでも、一度はどこかでみたことがあるでしょう、あの、膝に頬肘をついて座る像です。
しかし、私にはあのポーズは考える人でなく「悩む人」にしかみえないのです。「自分のことで思い悩む思考停止のポーズ」にみえます。

一方、考える、つまり思考、とは、とてもアクティブなイキイキとした活動です。
その鍵は、「自分の頭を起点に、(自分の利益は除外して)ありとあらゆる手段をつかって、ゴールに向かう」ことなのです。

実際、私たちは欠航がわかってから搭乗するまで、一度として私はロダンの「悩む人」のポーズはとっていません。まるで、映画「ミッションインポッシブル」の主人公のようでした。

そして、PX2を受講した高校生もそうでした。
とてもイキイキと、頭・手・体をつかった活動的な姿で2日間をすごしていました。

参加した生徒の感想「最初はつまらいと思ったのですが、どんんどんおもしろくなっていきました。授業が全部こんなだったらいいのに。」

悩みは(ほぼ)時間のむだです。
悩みは(ほぼ)簡単にやめられるのです。思考へと切り替えられます。

それは、マインドをどう使うか。
マインドの使い方を身につけるコーチングは、どんなときでも、すべての人に必要なのです。

パーソナルコーチングへの問い合わせは、
hayashi.kjin@gmail.com
にどうぞ。

週刊コーチングとは<14>自助努力と自己責任

こんにちは!コーチ敬人です。

事情により、2週おやすみしました。
お休みしている間に、サッカーW杯もアルゼンチンの優勝で幕を閉じました。
コアなファン、にわかファン、いずれの日本のサッカーファンにとっても、熱狂できたW杯だったのではないでしょうか。

もちろん、日本チームがドイツ・スペインを破りグループリーグ1位で16強を果たし、さらにクロアチアを相手に一歩も引かず引き分けたことは、大きい。
しかし、それ以上に、今回アベマTVが全試合無料放送をしたことも大きいのではないでしょうか。

ここで、なんのためにコンテストや大会、広い意味でイベントモノがあるのか今一度考えてみたいと思います。
第一の理由。
それは、もちろん、勝者と敗者をうみだすためではありません。
お金のためでもありません。

最大の理由は、そのコンテンツの裾野を広げるためです。
ピアノのショパンコンクールは、ショパン作品のすばらしさ、ピアノという楽器のすばらしさを、すでに魅了されているプレーヤーの技術を競うことを通じて、そうでない人にも知ってもらい裾野を広げるのが、最大の目的です。
これは、英検や漢検、私が今年かかわっていた災害救助犬試験(IRO国際救助犬連盟公認試験)といった資格認定試験も同様です。
ついつい合否や勝ち負けで一喜一憂しがちですが、それは次善事。

次善の理由は、その他にも、大会・試験参加者のさらなる技術アップや、参加者のPR、ファイナンス等いくらでも上げることができます。
できますが、唯一絶対の存在理由、それは、そのコンテンツのすばらしさを伝え「裾野を広げる」です。

ですから、コンテストや大会、イベントのルール策定基準、つまり「それをやっちゃおしまいだ」「これをやらねばうまくいかない」をわける基準は、「それをやったら裾野が広がるか否か」なのです。

その点で、アベマTVの全試合無料放送はすばらしい努力をしたのではないかと思うわけです。
日本とは昼夜逆転する試合時間の中で、ライブ放送、フル視聴放送、ハイライト放送などさまざまなコンテンツを提供してくれました。
おかげさまで、リアル視聴以外にも、(試合結果を見ずに)フル視聴倍速で、全64試合のうち38試合を見ることができました。
こんなことは、今までにはないこと、というかできないことでした。
サッカーを好きになってもらうために、不特定多数の人にサービスを提供する。
これは、近年忘れられてきたスピリットのような気がするのです。

もちろん、その裏には、アベマTV自体の普及のためとか、収益とか、さまざまな理由を上げることができるでしょう。
ただ、そのために多くのリスクをとることになります。
そのひとつが、無料放送による回線のパンクです。
当然、インターネット回線を通じてのサービスとなりますので、アクセス集中に対する備えが必要です。
特にW杯は40億人近くの人が視聴する、オリンピックを上回るイベントです。
全世界からアクセスできるネット配信でどこまでサーバー・回線の準備をすればいいのか、は、地上波放送とはことなる悩みとなります。
(有料放送にすれば、登録者分の準備をすればいいので、そういった懸念は払拭できます)
実際、社長の藤田晋氏はその懸念から、カタールのスタンド席は確保していたものの、渡航は断念。
その結果、大きな障害はおこさず無事閉幕、日本対クロアチア戦では1日2500万アクセスという記録だったとのことです。

当然、ですが、その成功の責任をアベマはとることになります。この成功を、アベマ視聴者につなげ、いいコンテンツを提供し続けるということです。
もし、失敗してもその責任をとることになります。
成功・失敗、それは、事前にアベマ自身が想定することです。
そして、どちらにころんでも、成功だろうが失敗だろうがその責任をアベマはとるのです。

これが、自己責任です。

つまり、自己責任とは、どんな結果だろうと、結果を引き起こした当人が責任を負うということです。
責任を負う、つまり、その後始末だけでなく、継続拡大活動を実際行う、実行する、ということです。
後始末にいいも悪いもない。とにかく、実行するのです。

そのためには、参入決定する上で、さまざまなシナリオを描く必要があります。
もちろん、お金の計算も含め。
自らどこまで行動できるか、を想定する必要があるということです。

とはいうものの。

実際には想定外のことが起きる。

実際アベマTVが放映権取得を決めるタイミングには、日本代表はまだW杯にでれるかどうか決まっていなかったはずです。
想定外の結果が起きても継続責任行動をとれるか。
これは、もう、最後えいや、なのですが、そのとき大切になるのが、「裾野を広げる」という大義というか、ゴールです。
これが、「勝つため」とか「お金のため」だとするとえらいことになります。
必ず、途中で何かあると責任のなすりつけ合いになる。
しかし、「裾野を広げる」というゴールがあれば、なんとかしようという気になれるのです。

そのためには。
当たり前な話になりますが、そのコンテンツについて、「やりたくてやりたくてしかたがない、好きで好きでしかたがない、とめられてもやりたい」というものである必要があります。そして、それを広げた結果がハッピーだという確信。これが不可欠です。これは、個人の心、脳にやどるものです。

このとき、目的にたいする視点としては、自我がなくなっています。
ひたすら不特定他者達に向けられている。
すくなくとも自分ファーストのかけらもない状態です。

おそらく藤田晋氏も、本音ではカタールに行きたくてしょうがなかったのではないかと思うのですが、アベマで数千万の人が視聴すると思うと行けなかったのではないかと思うのです。自分ファーストどころではない状態だったのでしょう。

さて。
最近の自己責任論、それは「自分のことは自分でやれ」「自分の責任は自分でみろ」というふうに使われているような気がします。
自分のお金、自分のキャリア、自分の仕事、自分の老後。自分、自分、自分。
その結果、世の中の思考が、自分のためにお金を稼ぎ、自分のために仕事をする、「自分のため」というマインドに傾きすぎている。
自己啓発についても、起業についても「自分がいい思いをするために自分のために勉強する、起業する」という姿勢がどうしても目についてしまう。
当然ながら、勉強も起業も、行動するのは自分。啓発するのは、自分。スタートは自分。しかし、向こう側というゴールには人がいます。
その、向こう側の人に向かわず、自分の方向にベクトルを向けても、知識も業も広がるはずがない。
当然、とるべき責任(いい責任にせよ悪い責任にせよ)も発生せず、しりすぼみすることになります。

たとえば、コロナ禍に東京オリンピックを強行開催するのを喜ぶ不特定多数は存在したでしょうか。外出制限をしながら開催すべきだったでしょうか。
あれは、4年後に延期するのが、不特定多数にとって、裾野を広げるという意味で、得策だったのではないでしょうか。
どうしてもやりたかった人というのは、一部の利権所有者だったのではないでしょうか。

たとえば、戦争というイベントや既存原発稼動年限の延長にしても、そこには「裾野を広げる」大義がない。
戦争被害を広げたり、原発被害可能性を広げるのを喜ぶ不特定多数は存在しえない。
喜ぶのは、一部の特定既得権者だけです。
そこには、必ず差別が生まれます。

敵基地能力をつけたところで、その後のシナリオを描けている人は政治家の中にどれくらいいるのでしょうか。
防衛費を拡大しつづけることの継続責任をとれる人、そのために行動できる政治家はどれくらいいるのでしょうか。

明治時代に入って2つの著書が大ベストセラーになったと言われています。
一つは、福沢諭吉の『学問のすすめ』(1872年)
もう一つは、中村正直『西国立志論』(1870年)
後者は、サミュエル・スマイルズが1859年に著した『セルフ・ヘルプ』つまり『自助論』の翻訳。

この自助論は、読めばわかりますが、「自分のために、自分のことはじぶんでやれ」という自己責任論を説いているわけではなりません。
「不特定多数の、社会のために自分を活かすことがいかに自分を成す上で重要か」を説いた本です。
しかも、その例としてでてくる人物の多くが辛酸をなめています。
それもそのはず、例として出てくる人物はみな、「未来の不特定多数の人々」のために、ことを行っているからです。
ということは、彼らがすったもんだしているその「現時点」では、彼らは未成功者であり、変な人なのです。
当然、反対にもあうのです。

そんなとき、本当に必要なのは、理解者です。未来の成功を信じることができる理解者です。
多くの場合、その理解者が一人いるかいないかで、かれらの活動が途中で潰えるか、最後までなんとか行き着けるかの鍵となるのです。

封建社会は江戸時代をもって終了しました。
そこで、登場したのが、上記2冊の著書です。
それから150年が経ちましたが、歪な差別制度が残ったままの世界はさらに『セルフ・ヘルプ』を必要とする時代に突入しています。

ただし、それは、「自分だけを助ける」というようなものではありません。
「未来の不特定多数の人々、つまり未来の社会のために何かを成すことが自分を活かすことである」という主張は変わりありません。
そのためには、未来のゴールに対し、たった一人でもよいから、あなたを100%応援する存在が必要です。
そして、それこそが、コーチングが求められる由縁であります。

まずは、コーチング説明を受けながら体験することができます。
詳細お問い合わせは、
hayashi.kjin@gmail.com
までメールください。
おまちしております。

現状の最適化の限界

練馬区の自宅で親による長男を刺殺した事件が起こりました。新聞報道によると、先月川崎市で起きた殺傷事件を踏まえ「川崎殺傷にならぬよう殺害」したといった趣旨の供述があったとのことでした。

人間社会は、様々な因果の中で、行動や結果が生まれます。

しかし、川崎殺傷事件のような結果を起こさないように長男を殺傷した、という論理は、社会的に許されるべきではありません。

この論理が通る社会になったとたん、あらゆる虐殺、死刑、戦争が正当化されてしまう恐れがあるからです。

 

話はそれますが、事件の裏には、たいてい何らかの「個人的な問題」があります。

問題は、その問題の解消の方法です。

問題解消、のためには、「現状維持」という発想を一度外す必要があります。

現状の中で問題を解決するには、問題の発生源を消すか、なかったことにするしかありません。

「現状維持のために、問題をなかったことにする」が問題解決につながらないことは、誰の目にも明らかです。

それは、問題の先延ばしにすぎません。

では、「問題の発生源を消す」ことで問題は解決するのでしょうか。

実は、これも一時的な問題解決にみえるものの、問題解消にはつながりません。

そればかりか、問題と現状とは強い因果で結ばれており、必ず「維持したい現状」にも大きな喪失的な変化をもたらしてしまいます。

問題解消に必要なのは、「問題の発生源を消す」のではく「問題が消える」ことです。

「問題が消える」ためには、「現状維持」という目的ではなく、「現状をどう変えたらよいか」という現状から外れた視点が必要です。

そして、現状からはずれたありとあらゆる試行錯誤、ありとあらゆる努力、現状から外れたありとあらゆるゴールが不可欠です。

ですから、一時的な問題解決ではなく、問題解消を求めるならば、「ありとあらゆる」の中に、「消す」「消えたことにする」という選択肢を認めてはなりません。

私たちの、多くの個人的な問題で求められるのは、一時的な問題解決ではなく、問題解消であることを認識すべきです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日5月19日はコーチング説明会

明日5月19日は東京・赤坂にあるホテルニューオータニ内「紀尾井フォーラム」にて

林敬人によるコーチング説明会を開催いたします。

本日18日24時までお申し込みを受け付けますので、ご興味がある方は、ぜひ、ご参加ください。

詳しくは、こちら

 

 

ゴールを「設定」する瞬間

私たちの活動の原動力となる「正しい方向」。

その、正しい方向は、ゴール設定により、生まれます。

もし、あなたが、自らの意思で、意識してゴール設定していないとしたら

あなたの活動や行動は、誰かがあなたに刷り込んだ方向に導かれています。

そして、多くの場合、その方向に確信が持てていないため、

あなたの活動力や行動力は、著しく弱くなります。

その解決法として、多くの人が誤った方法をとってしまいます。

それは

よりパワフルな誰かに、自分の方向性を決めてもらおう、という姿勢です。

あるいは、絶対普遍の方向性をみつけよう、という姿勢です。

「いい大学に入れば、一生幸せ」とか

「いい会社に入れば、一生幸せ」とか

「この職業につけば、一生幸せ」といった考えも

「こんな人と結婚すれば、一生幸せ」といった考えも

「誰か」に自分の方向を決めてもらう、というのと同じことです。

というのも、

大学には教授がいて

会社には上司がいて、顧客がいて、株主がいて、取引先がいて、

結婚すれば結婚相手や子供がいて、

それぞれの支配という方向性を強く受けることになるからです。

絶対普遍の法則にしても

その法則を説く「誰か」の支配を受けることになります。

そうした支配下にある活動力や行動力は支配の範囲を超えることはありません。

支配により抑えられた活動力や行動力。

それは、牢獄でくらす囚人のそれと変わりありません。

そうではなく、

そうした支配をはずしていき、

自らゴールをみつけた瞬間、

「これだ!」と確信した瞬間に、

ゴールは設定されます。

未来が輝く瞬間です。

そして、ゴールを設定した瞬間から、

活動力、行動力のエネルギーが生まれます。

ゴール設定して、大学に入学しているのなら、あなたのゴールが教授に方向を与え、

ゴール設定して、会社に入社しているのなら、あなたのゴールが上司や顧客や取引先に方向を与え、

ゴール設定して、結婚しているのなら、あなたのゴールが結婚相手や子供に方向を与えることになるのです。

実際に、

ある人は、19世紀に「俺が飛行機で大西洋を渡る」ということを確信した瞬間に、ゴール設定され、多くの人に方向性を与え、

ある人は、太平洋戦争の焼け跡に立ち「俺が100坪の小売店をつくる」ということを確信した瞬間に、ゴールが設定され、多くの人に方向性を与え、

今では飛行機でどの国にでもいけるようになり、

スーパーマーケットチェーンが日本では当たり前になりました。

それらは、確信の瞬間が訪れたから実現したのであって、

努力したから実現したのでも、誰かに方向を決めてもらって実現したのでもありません。

ただ、そうした活動力や行動力を生む確信が生まれるには、不可欠な要素があります。

それは、コーチの存在です。

なぜ、コーチの存在が不可欠なのか。

その理由は、コーチング説明会で明らかになります。

正しい方向とは?

人は、普遍的絶対的正しさを主張したがります。
「<   >って当たり前でしょ!」

多くの人が主張するその当たり前、は、実は、その人が思う普遍的絶対的正しさ、が前提になっています。

しかし、

この世には、普遍的絶対的正しさ、は、存在しえません。

少なくとも、クルト・ゲーデルが不完全性定理を証明した1930年以降は。

普遍的絶対的正しさ、が、存在しえないしない以上、当たり前、は存在しえません。

ということは、どんなことであれ、正しさを主張する場合には、その「前提」や「基準」が存在している、ということです。

ですから、「正しい」「正しくない」ということを主張する際には、必ずその前提を明らかにしていく必要があります。

そして、その前提や基準は、普遍的でも絶対的でもない、ケースバイケースで機能するにすぎないものだ、ということを認識しておくことが大切です。

さて、

私たち人間は、行動しています。

特に、他人と協調して行動する、活動するためには、ある方向に、同じ方向に向かっているほうが、より行動的・活動的になります。

つまり、正しい行動とは、実は、より活発な行動・活動を促すことであり、そのためには、正しい方向を設定する必要があります。

では、その正しさとは?

実はその正しさとは、活動者全員が本当に望んでいる、現状の外側のゴールを指します。

行動や活動における正しさ、とは、すでにある既存の何かではなく、ゴールなのです。

ただし、最初に述べた通り、普遍的絶対がない以上、このゴールは「設定する」という行為が不可欠となります。

もし、あなたの組織の活動がおもうほど活発でないなら?

もし、あなた自身が活動的だと思えないなら?

それは、あなたの組織あるいはあなたにとって、心の底から正しいと思える方向がないからかもしれません。

心の底から正しいと思える方向は、ゴールから生まれます。

そして、普遍絶対の正しさが存在しない以上、そのゴールは、常に「設定」する必要があります。

つまり、正しい方向、の第一歩は、ゴールの「設定」から始まります。

その設定は、誰がするのでしょうか?

どう、設定したらいいのでしょうか?

コーチング説明会で、その理由が明らかになります。

正しい方向に間違える

簡単なテストをしてみましょう。

目の前の、部屋の景色を5秒間ながめてください。

(先を読まないでください)





眺めましたね。

それでは、そのあと、目をつぶって、今見た景色のなかに、いくつ赤いものがあるのか、数えてみてください。





それでは、

もう一度、目をあけて数えてみましょう。

いくつありましたか?

実は、こんな簡単なテストですら、人は間違えます。

人の認知力の一例です。

では、今度は、先に「部屋に、赤いものがいつくあるのか、数えてみてください」

という質問を出してから、5秒間、景色をながめてください。

たいていは、数えられますね。

では、こんどは、これを、数人でやってみましょう。

人によっては、5つ、
人によっては10
人によっては3

かもしれません。
答え合わせをしてみたら、異なるものがごろごろでてくるかもしれません。

それは、

見る角度によってことなっているのかもしれません。
赤、の定義が狭かったり、広かったりするのかもしれません。

いずれにせよ、人は、多くのものを、毎日見落としているのです。

そして、それをもとに、行動しているのです。

よって、多くの失敗をします。

つまり、人の認知は、行動は、間違えだらけ、なのです。

これによって、わかることは、「失敗しないこと」が重要なのではない、ということです。

失敗しない人は「何もしない」人です。

あるいは、すでにある答えをただ答えるだけの人です。

大切なことは、「正しい失敗をする」ことです。

この場合の正しさとは、

まず、

赤を探す、というときに、様々な方法、トライ・アンド・エラーで、赤を探す、ということです。

赤をさがす、というときに、青を探したのでは、その失敗はなんの役にもたたないですね。

視点を変えたり、複数人で探した場合、より正しい数を探すことにつながります。

そして、さらに重要なのは

「赤を探す」ということが、はたして正しいことなのか、重要なことなのか、あなたにとって、みなにとって、探すに値することなのか、ということです。

それは、「失敗を繰り返して追求するに値することなのか」ということにつながります。

あなたが求めている「赤」は、手に入れる価値が本当にあるものなのか。

あなたが求めている「赤」は、失敗に失敗をくり重ね、トライ・アンド・エラーを繰り返してでも求める価値のあるものなのか。

ですから、「赤」そのものが、トライ・アンド・エラーで変わっていくことが重要です。

そう考えていくと、正しい「方向」に間違えることが、とても重要なことに気づきます。

「正しい」方向に間違えることで、トライ・アンド・エラーという感覚ではなく、ゲット・アンド・ゲットという感覚になっていきます。

間違えがみつかるほど、どんどんより正しい方向に進んでいく、「  」が手に入るようになっていく、という感覚です。

そんな方法がコーチングには、埋め込まれています。

コーチング説明会では、その秘密の一端をお話していきます。

コーチング説明会2019spring

ワンシーズンに1回の苫米地式コーチングについての説明会を、5月19日(日)14時より開催します。
(4月6日(土)に予定していたものを、延期いたしました)

もし、あなたが現状をより快適に維持しつづけたいのなら、
今やらねばならないことを一生懸命にこなし
「なぜ、私はこんなことをしているのだろう」という心のつぶやきを搔き消しながら、
ときどき憂さ晴らしをして
人生の時間を費やしていけばいいでしょう。

そのためのハウツー本は山ほどありますし、
一時的に心の平安をもたらすセミナーは世の中にいくらでもありますし、
今の時代、手軽に憂さを晴らすための娯楽やイベントが盛りだくさんあります。

しかし

そんな毎日に虚しさや嫌気を感じ、
今の現状をとびだして
新たな輝く未来を見い出したいと少しでも思うならば
異なる方法が必要です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

いつもエネルギッシュな人

まわりを見回すと
いつも笑顔でエネルギッシュな人がいます。

社内でも、街でも、電車の中でも、家でも。

一方、
なんだか疲れたりはりきったりと波がある人
もいいます。

いつもエネルギッシュな人は
そうでない人と何が違うのでしょうか。

ちょっと周りを見回してみましょう。
そして、嬉々として、わくわくしながら、何かをしている人をよーく観察してみましょう。

答えは、何か、にあるのでしょうか。

ちょっと、質問してみましょう。
「あなたが、その、嬉々としてやっていることは、何ですか」

意外と、その何かはあなたを喜ばせないかもしれません。

やっていること自体は、実は、たいしたことではなかったりするからです。

サッカー選手は、走っています。

水泳選手は、泳いでいます。

F1ドライバーは座っています。

作家は手を動かしています。

セールスマンは人としゃべっています。

実は、外からみても、その「何か」はよくわかりません。

というのも、

その「何か」は

マインド(心)にあるからです。

エネルギッシュな人は、

マインドを使って、エネルギーを得ているのです。

マインドの使い方に、エネルギーを生む秘訣があります。

つづきは、ぜひ、メルマガにて。

充実した眠り

私たちは、

眠ります。
そして、目覚めます。

とても当たり前なことですが、
眠れない、というのは、眠れなくなってはじめてそのつらさがわかります。

痛くて眠れない。
不安で眠れない。

一方、

よく眠れなくて、目覚めたくない、というのも、つらいものです。
ただし、起きてしまえばそこに、いつもの現実があるので
なんとなく繰り返してしまい
いつのまにか
「ぐっすり眠り」「ぱっちり目を覚ます」
という感覚を忘れてしまいます。

ぐっすり眠り
ぱっちり目を覚ます

眠りは、あなたの人生の、意識無意識のバロメーター。
当然、起きている時間のパフォーマンスに、大きく影響します。

では、どうすれば、そんな眠りを手に入れることができるようになるのでしょうか。

巷には「眠り」についての様々な書籍があふれています。

しかし、経験した人はうなづいていただけると思いますが
「ちゃんと眠ろう」「よく眠ろう」とすればするほど、眠れなくなります。

では、どうすればいいのでしょうか。

ぜひ、身の回りで、よく眠り、ぱっちり目を覚ます人をさがしてみましょう。

その人の、マインドの使い方に、答えはあります。

私、敬人は?

10年前まで、眠れない日々を送っていました。

もちろん、今は、よく眠り、ぱっちり目覚めています。

輝ける未来を見るために。

金曜カフェ 生きるために生きるのか、何かのために生きるのか

こんにちは!

金曜カフェのユーチューブ動画、事情により、4週連続休みです。
来週は、動画アップできそうですので、お楽しみに。

というわけで、今週も、文章での質問へのお答えです。

質問は、「何のために生きているのか、わからなくなっています。どうしたらいいでしょうか。」

実は、私もかれこれ10年くらい前に、同じような経験をしています。

当時、1年ほど無職のあと、再就職をした時期だったのですが、

再就職先の仕事がうまくいかず、

6ヶ月で辞めた頃のことです。

再就職する元気もなく、

「何のために生きているのだろう」

という問いが頭の中をぐるぐる回っていました。

しかし、私にとって、この問いは、人生を変える転機となりました。

忘れもしない2008年6月18日、苫米地博士の著書『「脳と心の洗い方』に出会い、

その後、ルータイスのブログラムを受けるチャンスを得たからです。

実は、それまでの私は、

「お金のため」

「生活のため」

に長時間労働していました。

この頃の「お金のため」「生活のため」は、

「生きるため」と言い換えることができます。

しかし。

実際、私は、すでに生きていました。

そして、

苫米地博士の著書にあるとおり、

社会保障制度の発達した現代の日本において、

「生活苦」で死ぬことなどありえません。

つまり、

「生きるために生きる」ことは、

もはや不要なはずなのです。

にもかかわらず、なぜ、私は

「生きるために生きる」ことを無理やりやり続けていたのでしょうか。

それは、

「稼ぐために稼ぐ」

のと同義です。

つまり、現状のために現状をつづける、

これを、奴隷といいます。

実は、

自分で「現状を変える〜のため」をもてていないときには、

現状を支配している権力者である

誰かのために生き、

誰かのために稼いでいるのです。

それは、

親のためだったり、

夫のためだったり、

妻のためだったり、

権力者のためだったりします。

現状を変える

「〜のために生きる」

「〜のために稼ぐ」

を自分で設定して生きる時、

未来をはじめて自分のものとすることができます。

明るい未来、

わくわくする未来、

それは、

一人一人の人が

自分で決めた

現状を変える〜のために、

生き

稼ぐ

ときに生まれます。

「何のために生きているのだろう」

それは、

誰かに聞くことでも

探すことでもありません。

自分で設定するものです。

いつ変えてもかまわないので、

仮でいいので、

自分で

現状の外側のゴールを設定する。

ここから

輝ける未来は

スタートします。

金曜カフェ「お金がない」

こんにちは!コーチ敬人です。

この3週間、事情により、金曜コーチングカフェをおやすみしています。

そこで、今日は、文章でのお答えです。

「お金がないので困っています。どうしたらいいでしょうか」

答えは、「もらう、借りる、稼ぐ」のどれかをすれば!ですね。

しかし、質問者は、こんな普通の答えを求めているのではないでしょうから、コーチング的な視点から話をしましょう。

私は、これまで、お金に関し、数多く相談をうけてきましたが、「お金がなくて困っているので助けてください」という人はいませんでした。

どの人も、「お金がない」のではありません。

お金がないというのは、大きなスコトマです。

実は、借金という「お金がある」場合がほとんどなのです。

そして、ないのは、「対価を得る交換のしくみ」だったりします。

お金については、ファイナンスで捉えることが大切です。

健康とファイナンスのゴールは似ています。

健康は身体各部位の機能を基にし、

ファイナンスは社会における自らの機能(資産)を基にした

「統合的な流れ」の状態なのです。

たとえば、食べたら、出す。エネルギーとして出すだけでなく、排泄としても出す必要があります。
下痢もつらいですが、便秘はもっとつらいものです。これは量は無関係です。

ファイナンスでもいっしょです。
「入」以上に「出」が大事です。

健康とファイナンスの違いは1点あります。

それは、身体各部位の機能のかかわりは生まれつき無意識に備わったものですが、
社会における自らの機能(資産)は、意識的に「対価を得る交換」をしなければ成り立たないことです。
ただし、これは誰でも慣れで身につけることができます。

借金といえば、

今週(2018年10月9日)、国際通貨基金(IMF)が世界金融安定報告で、政府や金融機関を除く、民間企業、
家計が抱える全世界の債務総額を公表しました。

つまり、全世界の借金総額です。

さて、いくらでしょう?

この報告書によると、

167兆ドル、日本円にして約1京9000兆円。

10年前のリーマンショック時と比べ、5割近く増えたと警告しています。

さて、この、債務、つまり借金ですが、金額だけみても、これが何を意味するのか、わかりません。

いいも悪いもいえないのです。

借金は、返済条件という但し書きがついているものの、借りた時点で増えて使える「あるお金」だからで
す。

お金は、交換を促す、エネルギーです。

ですから、借金が多いということは、交換のエネルギーが増している、ということを意味します。

借金分だけ、お金の流通量が増え、商品・サービスなどの交換に使われているはずだからです。

ただし、借金の増大が明るい未来につながるために、2つの点が重要です。

1点目は、その交換が、何と何の交換に使われているのか、という使い先です。

より長期的に、他人の悩みや苦しみをとりのぞき、自らの喜び・楽しさを提供する商品・サービスの交換 であれば、

それが促進されればされるほど、世の中は明るくなります。

一方、他人の喜び・楽しさを奪い、悩み苦しみを提供する交換であれば、

それが促進されればされるほど 、世の中は暗くなります。

代表が、争い・戦争のための道具・設備ですね。

2点目は、構造的な債務不履行の可能性です。

当然ですが、債権が発行され、そのお金が使われたとたん、その分お金の流通量は増えますが、

債務不履 行になった場合、なんらかの引き締めが行われます。

たとえば、債務不履行者は、資産の取り上げや収入の差し押さえにより、経済活動が制限されることにな ります。

ということは、交換者としての自由取引のポジションが著しく失われるわけです。

こうした人が構造的に同時に大量に生まれることは、個人としても嫌ですが、社会経済にも景気悪化という形で損失を与えます。

IMFの報告によれば、中国は企業や家計に過剰債務の懸念があると指摘されています。今後、中国マネーの引き締めが行われれば、取引量が減少する可能性があるわけです。

借金について個人にいえることが2つあります。

一つは、借金は、自らの直接的な消費のためにしてはならないということです。

借りたお金を使って、いい 生活をすればするほど返済できないからです。担保があればそれで返済すればいいですが、なければ自分の人生時間で返済することになります。

借金は、借りたお金を使えば使うほどお金が増える、つまり、返済できるものに使うべきです。

他者に対しサービス・商品を提供するために、企業や個人が融資を受けるのであれば、オッケーですね。

あとは、お金が増える時期と支払い金利の問題を考慮すればいいだけです。

そして、2つ目は、借金をしてつくりだしたサービス・商品を提供したら、必ず、それに見合った対価を設定し、 受け取る、ということです。

実は、商品対価を下げれば下げるほど、その商品・サービスの機能が劣ってしまいます。
製品機能は、実際に使われる機能とは、別なのです。
使う人は、作った人ではないため、そもそもうまく利用できません。もちろん、メンテナンスなど、よほどの高級品でなければしません。
(作った人はよく理解しているでしょうが、メンテナンスフリーの製品など、この世に存在しません。)
価格が安いと、多くの人は、その商品を価格分しか使いません。使わないのでは、機能は発揮できません 。ゴミとなります。

さらに、対価の支払いは、ファイナンスにも影響を与えます。対価を受け損なえば、サービス提供者自身 のファイナンスが悪化することは自明のことですが、そればかりではありません。
支払った顧客にも影響を与えます。

支払いをするとすっきりするという人は多いのではないでしょうか。

実は、支払いを受ける人は、支払った人のファイナンスの流れをよくしているのです。
たとえは悪いですが、健康でいえば、便秘に悩む人の排便を手助けしていることになります。
いうなれば、対価を受け取ることは、相手の悩み苦しみをお金とともに引き受ける、お金という情報空間の膿を流すという機能も果たしているとうことです。

ですから、はずかしがらずに、対価設定をし、受け取る、ということが大切です。

資本主義社会においては、

健康な体の中の、呼吸や消化と同じように

対価交換を、出入両面でバランスよく、上手に無意識に行えるように、最初は意識的にトレーニングする必要があります。

そのためには、エフィカシー(自己のゴール達成に対する自己能力の自己評価)を上げることが、まず、重要です。

敬人のコーチングサミット準備講座 第7回
   

コーチングサミット2018、7月14日(土)開催決定!今回もコーチ敬人は、講演者そしてブース出展者として参加します。そこで、コーチングサミットに興味をもつ皆さんのために、コーチングサミットを有意義に活用するためにはずしておきたい8つのスコトマを、8日間連続講義でお送りします。さらに、「輝ける日々に変わるメルマガ」にご登録いただいた方には、動画の解説を実況中継。ぜひ、この機会に、メルマガ登録を!

・2018コーチングサミット
http://coachingsummit.jp

金曜カフェ「環境を変えたい、でも反対された場合の対処法」

金曜コーチングカフェ2018/5/11 「環境を変えたい、でも反対された場合の対処法」

   

引っ越したい、
学校を変えたい、
結婚したい、
離婚したい、
職場・仕事を変えたい

でもいざ変えようとおもったら

家族に
上司に
親に
止められた・・・

そして一言

「もっと現実を見て、現実はあまくないよ、そんな夢みたいなこと考えてないで」

そんなとき、あなたはどう考えたらいいのでしょうか。

つづきは、ぜひ、動画をご覧ください。

さらに今回は、足と健康について、距骨の役割と、そのまわりを柔軟にする方法をお話ししています。

金曜カフェ「時間の流れの中で、未来をみる」「選択の自由では、自由になれない」

金曜コーチングカフェ2018/5/4 「時間の流れの中で、未来をみる」「選択の自由では、自由になれない」

   

ゴールデンウィークということで、今回のテーマは「川遊び」と「レストランでの注文のしかた」。

1つ目は、度々登場するテーマ「時間は未来から過去に流れる!を川の流れにたとえてみる」について。

今回は、行楽先の滝や川、あるいは美術館でできるトレーニング法を紹介。
それは、目を使った並列思考トレーニング法です。
さらに、時間の流れのコントロール法、そして、人の認識法まで紹介しています。

2つめは、「輝ける日々に変えるメルマガ」の記事についての質問にお答え。

「<あなたにとって一番似合う服はどこに売ってますか? 答えはどこにも売っていません。そうではなくて、作ってもらえ!>これに驚いたものの、どこからはじめたらいいでしょうか?」という質問です。

実は、自由に選択することができる人生は一見よさそうですが、それは真の自由ではないのです。
選択肢を与えている人の手のひらで右往左往しているにすぎません。

そこで。日常の中で欠かすことのない食から入る方法をお話しています。

つづきは、ぜひ、動画をご覧ください。

金曜カフェ「趣味のススメ」

金曜コーチングカフェ2018/4/27 「趣味のススメ」

   

今回のテーマは趣味。

あらためて、趣味の定義、それは「他人の役には立たないけれど、めちゃくちゃやりたいこと」

一見無駄に見える趣味ですが、
とても大切です。

趣味があると、
無我夢中になれる。

それによって、現状からはずれることができます。
他人の追随を許さない知識を得ることができます。

この効用は大きい。

なぜなら、エフィカシーをあげるためには、自信をつけるためには、「現状の外側にゴール設定する」ことが大前提になるからです。
そのためには、現状からはずれる感覚が不可欠です。

つづきは、ぜひ、動画をご覧ください。

動画中に案内をしているセミナーの詳細はこちら

なお、動画中にコメントしている「敬人コーチお手煎り焙煎コーヒー豆プレゼント」ご希望の方は、
hayashi.kjin@gmail.com
宛に、
タイトル「コーヒー豆プレゼント応募」と書き
・氏名
・プレゼント送付先住所
を明記の上、メールください。
4月30日(月)23時59分締め切りとさせていただきます。

金曜カフェ「ランダム多読」「お金がないからできないジレンマ」

金曜コーチングカフェ2018/4/20 「ランダム多読書とゴール達成」「お金がないからやれないというジレンマ」

   

今回の質問は、2つ。(動画中、質問が何なのかハッキリ読み上げていませんでした)
「博士の著書に、圧倒的な知識を習得するために大量の読書をする、内容は、ランダムに選ぶ、とありますが、それとゴールはどう結びつくのでしょうか?」
「お金がないので、やりたいことがやれない、というジレンマからどうすればぬけられますか?」

人は、誰でも、スコトマ(盲点)をもっています。
両者の質問に共通するのは、
スコトマをどう乗り越えていくのか、
その乗り越え方です。

ゴールとスコトマの関係は、
深いのです。

つづきは、ぜひ、動画をご覧ください。

金曜カフェ「行動エネルギー」

金曜コーチングカフェ2018/3/30 行動エネルギー

   

今回のテーマは、行動の源となるエネルギーについて。
それも、want toの、さらに源となるものとは?
という問いに答えます。

金曜カフェ「子供の教育」

金曜コーチングカフェ2018/3/23 子供の教育

   

今回のテーマは、こどもの教育。
「どんなことに気をつけて、親は子供を教育したらいよいか」「子供をどんな職業につかせたらいいか」という2点について、コーチングの視点から答えていきます。

なお、コーチ敬人が動画中に言及している活動のサイトは以下のとおりです。
「10歳からの論理教育 寺子屋TEN」 http://terakoya10.blog.jp/
「中高生のための小論文教室」 http://telephonewriting.com/