001 悩み・不安・不満 21世紀の問題の解決法

私たちは、21世紀という時代に生きています。
そして、今、この文章を読んでいるみなさんの多くは、21世紀の日本に生きていることでしょう。

この現代社会でまっとうに活動していれば、なんらかの悩み・不安・不満、場合によっては恐怖を抱くような問題に直面します。

では、こうした問題は、どうやって解決すればいいのでしょうか?

問題があることそれ自体はさしたる問題ではありません。
問題に対する解決の道があればいいだけのことです。

それだけで、未来が輝き始めます。

ところで

テレビは未来をみせる光の箱でした。
スイッチを入れるだけで、様々な解決法が飛び出してきます。

より高い服を買う。
より高い車を買う。
より広い家を買う。
ワンランク上の旅館をとる。
ダイエット商品を買う。
お金が増える商品を買う。

買う。買う。買う。

そのために、購買意欲を掻き立てる。

「モノ」を買えば、あなたの問題は解決する。
そして、あとはお笑い番組やドラマでうめつくす。
これが、現在の日本のテレビの解決法です。

こうしたテレビにでてくる「モノ」を買うためには、お金が必要です。

シンプルに言えば、

お金を稼ぐ⇨購買意欲を刺激されたものを買う⇨そのために稼ぐ⇨買う⇨・・・・

テレビをみている多くの日本人は、このサイクルの中に押し込められています。

では、あなたの悩み・不安・不満・問題はこのサイクルで解決されるのでしょうか?

ためしに、あなたの悩み・不安・不満・問題を紙に書き出してみましょう。

そして、その解決法がテレビの中にあるのか、確かめてみましょう。

現代日本人の、多くの人にとっての問題と解決法は、テレビの中の商品にないはずです。

というのも、現代の日本は、世界で一番「モノ」にあふれた、すでにモノリッチな国だからです。

テレビの中にある商品は、すでに身の回りにあるものに手を加えたものか、よく見せたものか、いずれにせよすでにあるものの変形にすぎません。

実は、現代日本人のたいていの悩み・普段・不満・問題は、「モノ」がないために引き起こされているのではありません。

それらは、「情報空間」で引き起こされています。

ですから、いくら「モノ」を増やして物理空間を埋め尽くしていったとしても、この「情報空間」の問題解決には至らないのです。

たとえば

あなたにとって、今、やりがいのある仕事、やりたい仕事がない、その結果、お金にも困っている、としましょう。
あるいは、やりがいのある仕事、やりたい仕事をしていないがため、会社に行くのがつらい、としましょう。
あるいは、人間関係のこじれから、仕事がうまくいかず、会社に行くのがつらい、としましょう。

こんなときに、何を買ったらいいのでしょうか。

高級スーツでしょうか。
車でしょうか。
家でしょうか。
パソコンでしょうか。
豪華な焼肉店のチケットでしょうか。
高級温泉旅館のチケットでしょうか。

もちろん、昭和30年代の日本でしたら、戦争で何もかも焼けてしまった上に、経済制裁を受けていましたから、「モノ」がないことが仕事の実現に大きく関わっていました。

しかし、現在は違うのです。

繰り返しますが、モノは、溢れています。
今もっていないのであれば、買うか借りればいいだけです。

しかし、今あげた問題は、「仕事の材料がない」という物理空間の問題ではなく、
「やりがい」や「やりたい」という問題は、心・思考が生み出す問題なのです。
人間関係の問題は、心・思考が生み出す問題なのです。

つまり、マインドという情報空間に、問題は存在しているのです。現代日本人の多くの問題の根っこは、物理空間にあるのではなく、情報空間にあるのです。
戦中戦後世代と、高度成長期以降の世代とで意識が大きく異なり、わかりあえない世代間ギャップがあるのは、まさに、この、問題の所在の違いにあります。

「いや、私はモノが買えなくて悩んでいるのです」

そうおっしゃる方もいるでしょう。

しかし、これもマインドという情報空間の問題です。

あなたのまわりにモノがあるのに、買えない。
それは、もしかしたら、あなたにその「モノ」そのものが見えていないのかもしれません。
あるいは、「買う手段・方法」が見えていないのかもしれません。
もしかしたら、「お金は大切=貯金は大切」という他者にうえつけられた思想(思想は心が生み出し、心に宿ります)により、使うことができないのかもしれません。

いずれにしても、物理空間には「ある」のですから、情報空間の問題です。
そして、もし物理空間にないのだとしたら、それこそ、まさに情報空間の問題です。

お金についても、全く同じことがいえます。

では、こうした情報空間、心、思考の取り扱い方、つまり、マインドの使い方を、私たちは学んできたのでしょうか。

もし「学んできた、でもうまく取り扱えない」のだとしたら、それは、学んだ先が間違っていたか、練習・実践不足なのでしょう。

もし「学んだ記憶がない」という方がいたら、答えはシンプルです。

科学的な裏付けと実績のある方法論を身につけた人から、マインドの使い方を学べばいいのです。

002 不満は大切 につづく