正しい方向とは?

人は、普遍的絶対的正しさを主張したがります。
「<   >って当たり前でしょ!」

多くの人が主張するその当たり前、は、実は、その人が思う普遍的絶対的正しさ、が前提になっています。

しかし、

この世には、普遍的絶対的正しさ、は、存在しえません。

少なくとも、クルト・ゲーデルが不完全性定理を証明した1930年以降は。

普遍的絶対的正しさ、が、存在しえないしない以上、当たり前、は存在しえません。

ということは、どんなことであれ、正しさを主張する場合には、その「前提」や「基準」が存在している、ということです。

ですから、「正しい」「正しくない」ということを主張する際には、必ずその前提を明らかにしていく必要があります。

そして、その前提や基準は、普遍的でも絶対的でもない、ケースバイケースで機能するにすぎないものだ、ということを認識しておくことが大切です。

さて、

私たち人間は、行動しています。

特に、他人と協調して行動する、活動するためには、ある方向に、同じ方向に向かっているほうが、より行動的・活動的になります。

つまり、正しい行動とは、実は、より活発な行動・活動を促すことであり、そのためには、正しい方向を設定する必要があります。

では、その正しさとは?

実はその正しさとは、活動者全員が本当に望んでいる、現状の外側のゴールを指します。

行動や活動における正しさ、とは、すでにある既存の何かではなく、ゴールなのです。

ただし、最初に述べた通り、普遍的絶対がない以上、このゴールは「設定する」という行為が不可欠となります。

もし、あなたの組織の活動がおもうほど活発でないなら?

もし、あなた自身が活動的だと思えないなら?

それは、あなたの組織あるいはあなたにとって、心の底から正しいと思える方向がないからかもしれません。

心の底から正しいと思える方向は、ゴールから生まれます。

そして、普遍絶対の正しさが存在しない以上、そのゴールは、常に「設定」する必要があります。

つまり、正しい方向、の第一歩は、ゴールの「設定」から始まります。

その設定は、誰がするのでしょうか?

どう、設定したらいいのでしょうか?

コーチング説明会で、その理由が明らかになります。