週刊コーチングとは<10>毎週金曜日更新予定

しばらく更新をしていなかったブログですが、「週刊コーチングとは」を3年ぶりに毎週金曜日にアップしていきます。
また、文字によるブログだけでなく、ユーチューブ動画もアップしていく予定です。

さて、私のこの3年間は何が起きていたかというと・・・
私ごとになりますが、20年来苦楽をともにしてきた妻が亡くなったこと。
妻だけでなく、何人もの、大切であった人を亡くしたこと。

これは、家庭・仕事・社会貢献という分野へのゴール達成のためのエフィカシーに大きく影響を及ぼしました。
大切な人を亡くすということは・・・言葉にするのはとても難しく、まさに、非言語的に心に大きな影響を及ぼします。

大切な何かを失うことで一番大きな影響は、現在と過去に意識が向きすぎてしまうことです。
その結果、未来へと意識が向かなくなる。

で、何をしていたかというと・・・ひたすら未来のゴールの再設定。
再設定をするために、これまでやっていなかったことをしつづけました。

人によって、大切なものというのは、さまざまでしょう。

その大切な、家族を失う、仲間を失う、職を失う、国を失う・・・

人を失った時、その人と共に描いていた未来が突然色褪せる瞬間があります。

自分の描く目の前の風景から、何らかの意識が突然消えるのです。

今まで大切に、ともに歩んできた何かが消えたまま、未来を描けるのか。

ゴールの、再設定が必要なのです。

私自身、この3年間、再設定のために時間とエネルギーを使ってきて、気がついたことがあります。

それは、再設定したにもかかわらず、言語化したその文字は前とそれほど変わっていないということ。

ただ、その文字が、一時はただの文字にしか見えなくなっていたものが、奥行きのある何かとして、また、感じられるようになった。

もちろん前とは違った何かとして。

お金やモノは失ってもまた受け入れればいい。なぜなら、お金やモノは一時的に自分の手元から無くなっただけで、この世にあるからです。

ただ、この世にふたつとしてない人の意識のリアクションは、生命の喪失とともに本当に消えてしまう。

この事実を受け入れるのに、3年かかりました。

ただ、この3年の間、未来を、なんとか未来を見ようとし、ゴールを再設定しようとしつづけたおかげで、

未来がまた見えるようになりました。

コーチがいるから、未来を見続けることができる。

そして、人類すべての人がコーチとなり、互いにコーチがついている、そんな世界が実現する未来をイメージしていると

なんだかワクワクします。

たとえ未来が見えなくなっても、コーチとともに目を向け続けることでまた見える世界が生まれる。

3年前には現実とは思えなかった戦争が目の前に迫り、「戦争と差別のない世界」をゴールにしていたその戦争が日本に近づきつつある中で。

私自身、コーチングの必要性を、さらに感じています。

おまちしています。