週刊コーチングとは<17>できない理由をどんなに考えてもできるはずがない・・・(下)

前回にひきつづき、「なんでできないの?」が問題である理由、その2つ目についてお話しします。

それは、「なんでできないの?」を発している当人は、一見論理的に相手に接しているように見えて、実は深層心理において、できない理由を相手に問うているわけではないからです。つまり、「なんでできないの?」は単なる枕詞で、質問なんてしてない。

実は
「俺だったらできるのに、なんでできないの?お前ダメじゃん」
「私だったらできるのに、なんでできないの?お前いらない」
「私が責任をとらなきゃならないじゃないか。なんでできないの?とにかくなんとかしろ」
と、本音の部分では単に相手にプレッシャーを与えているだけ。
簡単にいえば、自分のイライラを相手にぶつけているだけなのです。

イライラしているのは、すべてイライラしている自分が引き起こしています。
もしかしたら自分でやればできるのかもしれませんが、誰かにやってもらうことで成果を出すリーダーとしては、うまくいっていない証拠です。
やはり、これもマインドの問題なのです。

ですから、パワハラをしてしまう人に対しても、コーチングは必要です。

そして、組織にとって、どちらの側にとって不可欠かというと、権力をもつポジションにある人に必要です。
権力のあるリーダーには不可欠な素養となります。リーダーがうまくいけば、その下に複数人いる部下のパフォーマンスが必ず上向くからです。

もちろん、実際のパフォーマンスに関わる部下にも、自己を守りながら成果を出す上で、不可欠な素養です。
つまり、組織内で生きていく、社会で生きていく上で、どのポジションにあろうが、どうしても必要な素養なのです。

組織を上手に回す上で、リーダーにとって不可欠な素養であり、
組織で実際に機能するフォロワーにとってもストレスなく成果を出す上で、そして自己を守る上で不可欠な素養
それが、コーチングです。

仕事、家族、会社、組織・・・人間はひとりでは生きていけません。対人関係がうまれれば、2人から組織が生まれます。2人であれ、巨大組織であれ、集団組織をつくる人間のマインドの原理はいっしょです。作り出した社会組織のなかで、しっかり成果を出していくにはどうしたらいいのでしょうか。
パワハラのメカニズムを説明しながら、そうならずに成果を出すマインドメカニズム、つまりコーチングを説明し、体験していただきます。

7月のコーチング説明会「人間社会を生き抜くためのコーチングとは」パワハラから戦争まで
7月16日(日)14時から16時
場所 東京都内某所

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hayashi.kjin@gmail.com
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